

協働ロボットUR5で塗料混合を自動化し高精度化と作業速度10倍を実現
顔料ペーストのサンプル開発を効率化しコストを削減
わずか0.001gの違いが結果を左右する顔料ペーストの開発では、極めて高い精度が求められます。チェコ共和国の顔料ペーストメーカーREPLAC-BMは、ユニバーサルロボットを活用し、新しいサンプルの混合と試験にかかるコストを抑えながら、精度と再現性を高めています。
REPLAC-BMでは、顧客がカラーチャートどおりの色を再現できるよう、顔料ペーストの配合をミリグラム単位で正確に設定する必要があります。従来は技術者が測定や混合の多くを手作業で行っていたため、作業者によるばらつきが生じる可能性がありました。そこで同社はロボット技術を導入し、処方開発プロセスのさらなる高度化に取り組みました。
REPLAC-BMのオーナー兼ディレクターであるRoman Berný氏は、「私たちの目的は、人間の技術者に代わってロボットを導入することではありません。処方開発のプロセス全体を、これまで以上に高いレベルへ引き上げることが目標でした」と話します。
REPLAC-BM
Roman Berný, Owner and Director私たちの目的は、人の技術者を置き換えることではなく、配合処方の開発プロセス全体を、これまで以上に高いレベルへ引き上げることでした。

UR5が計量から色測定までの一連の工程を自動化
REPLAC-BMは、顔料ペーストの配合精度を高めるため、マイクロディスペンサー、分光光度計、そしてこれらを操作するUR5を導入しました。専用グリッパーを備えたUR5は、マイクロディスペンサーから混合機へのカップの搬送、ふたの取り付け、カラーカードのバーコードリーダーへのセット、完成した色の分光光度計による測定など、繊細な作業を担います。人の感覚が必要な工程を除き、一連の作業を自動で処理し、その速度は平均的な技術者の約10倍に達しています。

UR5の安全機能を活かし限られたスペースで人と協働
UR5には安全機能が搭載されており、適切なリスクアセスメントのもとで、技術者と同じ作業スペースで運用できます。これによりREPLAC-BMは、大規模な設備や専用スペースを新たに設けることなく、自動化を導入できました。
Roman Berný氏は、UR5の導入効果を単なるコスト削減ではなく、最終製品の品質向上という点で高く評価しています。配合や測定の精度が安定したことで、顧客に提供する製品の色精度が高まり、これまで以上に安定した品質を実現しています。
自動化によって解決した課題
高精度で再現性のある塗料混合を実現 配合処方の開発プロセスを高度化
協働ロボット導入の決め手
簡単なプログラミング 柔軟な運用 短期間での投資回収
協働ロボットで自動化した作業
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