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協働ロボットによる溶接工程の自動化|溶接品質の安定化・熟練工不足への対応

溶接工程は、製品の強度や外観品質を左右する重要な工程です。アーク溶接やTIG溶接、レーザー溶接などでは、安定した軌跡制御や溶接条件の再現性が求められます。一方で、熟練溶接工の確保や技術継承、作業者による品質のばらつき、長時間作業による身体的負担が課題となる現場も少なくありません。協働ロボットを活用することで、繰り返し発生する溶接作業を安定して自動化し、溶接品質の均一化と生産性向上を図ることができます。

溶接工程における課題

溶接工程の自動化を検討する現場では、次のような課題が多く見られます。

  • 熟練溶接工の確保が難しく、技術継承が進みにくい
  • 作業者の技能や経験によって、溶接品質にばらつきが出る
  • 長時間の溶接作業により、作業者の身体的負担が大きい
  • 粉塵や熱、光など、作業環境への配慮が必要になる
  • 製品切り替えや小ロット生産に対応しにくい
  • 従来の産業用ロボットでは、ティーチングや立ち上げに時間がかかる

こうした課題から溶接工程の自動化を検討していても、専用機や従来型の産業用ロボットでは、導入スペース、コスト、操作習得、製品変更への対応がネックとなり、導入が進みにくいケースもあります。

協働ロボットが溶接自動化に適している理由

精密板金・小型部品の溶接

精密板金・小型部品の溶接

精密板金や小型部品の溶接では、溶接位置の精度や外観品質が求められます。TIG溶接やレーザー溶接など、条件管理が重要な工程でも、協働ロボットを活用することで溶接位置やトーチ姿勢を安定して再現しやすくなります。薄物部品や小型部品など、作業者の技能に依存しやすい工程の標準化にもつなげられます。

パイプ・フレーム部品の繰り返し溶接

パイプ・フレーム部品の繰り返し溶接

角パイプや丸パイプ、フレーム部品など、同じ形状のワークに対して繰り返し溶接を行う工程にも協働ロボットは適しています。作業者が長時間同じ姿勢で溶接する工程をロボットに任せることで、身体的負担を軽減しながら、安定した作業スピードで溶接を行いやすくなります。増産対応や作業の平準化を進めたい現場にも有効です。

溶接前後工程・仕上げ作業

溶接前後工程・仕上げ作業

協働ロボットは、溶接作業だけでなく、サンディングなどの仕上げ工程にも活用できます。粉塵が発生する作業や、熟練者が時間をかけて行っていた作業をロボットに任せることで、作業環境の改善や業務効率化につなげることができます。

協働ロボットによる溶接自動化の導入事例

協働ロボットによるピッキング自動化は、小型部品のピック&プレースだけでなく、バラ積み部品の取り出し、重量物の投入、工作機械への供給など、さまざまな工程で活用されています。ここでは、ユニバーサルロボットの協働ロボットを活用した自動化事例を紹介します。

ユニバーサルロボットが選ばれる理由

安定した軌跡制御で溶接品質を均一化しやすい

安定した軌跡制御で溶接品質を均一化しやすい

URロボットは、高い軌跡精度により、狙った溶接パスを繰り返し再現しやすい点が特長です。作業者による品質のばらつきを抑え、安定した溶接品質の確保に貢献します。長時間の繰り返し作業でも一定の動作を維持しやすいため、量産品や反復作業が多い溶接工程にも活用できます。

ダイレクトティーチングで溶接パスを設定しやすい

ダイレクトティーチングで溶接パスを設定しやすい

ユニバーサルロボットの協働ロボットは、ダイレクトティーチングにより、手の力加減でアームを直感的に動かしながら溶接ポイントや溶接パスを設定できます。従来の産業用ロボットに比べて操作習得の負担を抑えやすく、ワーク変更や条件変更が発生する現場でも柔軟に対応できます。

溶接専用ソフトウェアや外部軸との連携に対応

溶接専用ソフトウェアや外部軸との連携に対応

溶接専用ソフトウェアやUR+、OEMパートナーのソリューションと組み合わせることで、タッチセンシングによる位置ズレ補正やウィービング条件の設定にも対応できます。また、回転ポジショナなどの外部軸と連動させることで、大型ワークや複雑形状のワークでも、安定した溶接姿勢を保ちながら作業を行いやすくなります。

溶接自動化を検討するためのガイドブック

協働ロボットを活用した溶接加工の自動化について、導入の考え方や検討ポイントをまとめたガイドブックです。フォームよりダウンロードいただけます。