
溶接工程の協働ロボット導入背景:人材育成と技術承継への対応
代表取締役の長尾一生氏は、「人材育成や技術承継が一番の課題です」と述べます。今回のURロボット導入では、「ロボットと人の作業を明確に分け、ロボットの技術を進化させながら、もともとそこにあった職人の技術に再度スポットを当て、そこに付加価値を付けたい」と長尾社長。溶接作業の一部をロボットに任せる一方で、職人は新しいことに挑戦して新しい付加価値を生み出せるとも話します。 同社では、約2年にわたって、市場調査や他社視察を行いながら、産業ロボットに挑戦してきました。その中で取締役専務の長尾辰則氏は、「様々な工場で、産業ロボットのティーチングに苦戦するのを目の当たりにしてきた」と述べています。 長尾専務は、知人の工場視察でURロボットによるティーチングと溶接の一連の作業を見たとき驚きました。URロボットによる「ダイレクトティーチング」では、簡単に手早くティーチングが進み、なおかつ熟練者とほぼ同等の品質の溶接ができてしまうのです。長尾専務も30分ほどのURロボットのレクチャーを受けた後に、きれいに溶接ができたと言います。 長尾製作所でURロボットの導入を検討していた頃、大分県で独自に行われていた補助金制度に採択されたこともあり、導入決定にいたりました。産業ロボットと比較して短期間で導入が済んだということです。


