協働ロボットで、革新的な生産工程改革を
ユニバーサルロボットの協働ロボットなら、従来型の産業用ロボットに付きものだった複雑なプログラミングやセットアップ、作業員から隔離するための安全柵は不要です。
これらにかかるコストや手間なしに、あらゆる規模の企業がロボットによるオートメーションの利点を享受できるようお手伝いします。小ロット・多品種生産においても、自動化が可能となります。
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協働ロボットとは
人と協働できるロボットです。リスクアセスメントが必要ですが安全柵なしでもお使いいただけるのが最大の特長です。
従来、日本の法律規制から協働ロボットも産業ロボットと同様の括りで、80W以上のロボットを使用する際は安全柵を設け、人と作業スペースを隔離する必要がありました。
しかし、2013年の規制緩和により、80W以上のロボットであっても、ロボットメーカーやユーザーが国際標準化機構(ISO)が定める規格に準じた措置を講じることで、安全柵を設けずロボットを使用することが出来るようになりました。
ロボットメーカーはISO10218-1の規格に準じる必要があり、次の4つの条件のいずれかに適合する必要があります。
1)安全適合監視停止
2)ハンドガイド 3)速度及び間隔監視 4)動力及び力の制限
ユニバーサルロボットでは人が触れたり、外部に接触した際に安全に力を検出して止まる機能を有しており、上記条件の4)動力及び力の制限に適合していますので、協働ロボットのアプリケーションに使用できる形となっています。
導入のメリット
- 人と同じ作業空間で使用できる
- 人が行っていた作業を自動化することで作業の再現性が高まり、製品品質も向上
- 反復作業や、過酷な周囲環境内での作業、身体的に負荷のかかる作業を自動化することで、労働環境を改善
- 職人技や、作業の数値化が難しい工程では、業務内容を細分化し作業者と分業させることで、一部の自動化や生産性の向上が可能
ねじ締め工程を自動化し、ねじの締め忘れなどのヒューマンエラーを防止
産業用ロボットとの違い
協働ロボットの機能的な部分としての産業ロボットとの違いはいくつかあります。ポイントをまとめてみました。
産業用ロボット | 協働ロボット | |
柵・人 | 柵で囲い、人の作業と分離が必要 | 柵が不要、人と作業空間を共有可能 |
設置方式 | 固定設置 | さまざまな場所に再配置可能。必要な工程に移設できるため、設備の遊休化を回避 |
空間 | 安全柵部も含め広いスペースが必要 | 小型で省スペースのため既存レイアウトを変更せずに 導入可能 |
プログラミング | 専任の技術者が必要 |
わかりやすいインターフェース、どなたでも習得可能 |
技術力 | 外部の協力が必要 | 製造技術の内製化が可能 |
自動化の対象 | 同一品種、大量生産 | 多品種、少量生産 |
ユニバーサルロボットの特長は?
1)6軸すべての可動範囲 が±360°
ロボットアームは各軸に可動範囲が決まっており、URロボットの可動範囲は6軸全て±360°です。特異点が少ないことからマニピュレーション性向上に寄与し、結果的に複雑な軌道を描く用途の実現可能性が高まります。 選定の際は、実アプリケーションで必要とされるロボットアームの可動範囲の確認を行う必要があります。
2)有効可搬重量 の変化が小さい
仕様を比較する際、可搬重量を指標とするケースが多いですが、現実的な運用を検討する際、重心オフセット量に対する可搬重量(最大有効荷重)も非常に重要な指標となります。URロボットの場合、最大有効荷重の変化量が少なく、将来新しい工程で作業をさせる可能性がある場合、 最大有効荷重の変化量が少ない点が有効になります 。協働ロボットを選定する際はこちらの指標もご比較下さい。
3)プログラミング
協働ロボットは使いやすさが特長の一つですが、その使いやすさは様々です 。URの場合、ティーチペンダントによる視覚的な操作となっています。 グラフィカルで見やすく設定しやすく、また、ロボットアーム先端を掴みながら位置決めポイントを決定するダイレクトティーチング方式も選択可能です。プログラミング方法もラダー方式であり、全体像が見やすく、プログラミングの修正・拡張を行う際に非常に便利です。
4)周辺機器のエコシステム UR+
協働ロボットの導入を検討する際に、周辺機器を含めたロボットシステムとして検討する必要がありますが、URではUniversal Robots+(UR+) というURロボットとプラグ&プロデュースで使える周辺機器群を用意しています。 URによって認証された250以上の製品が、 URロボット と連携し迅速な導入、簡単なプログラミング、信頼性の高い操作を実現します。