

協働ロボットでパレタイジングを自動化し作業負担を軽減
6台のUR10でパレタイジングを自動化し作業負担を軽減
RNB Cosméticosは、梱包・包装工場にユニバーサルロボットのUR10を6台導入し、生産ライン終端のパレタイジングを自動化しました。
同社では350種類以上の製品を扱っており、1分あたり6パッケージの生産サイクルに対応するには、高い柔軟性を備えた自動化が必要でした。
UR10は多品種の生産に柔軟に対応しながら、従業員と同じ作業空間で稼働します。これにより、7kgの荷物を繰り返し運ぶ身体的負担の大きい作業から従業員を解放し、けがや疲労のリスク軽減につなげました。
さらに、人とロボットを隔てる物理的・心理的な壁を取り払い、両者が協働する新たな生産環境の構築にもつながっています。
従来型ロボットから柔軟で使いやすい協働ロボットへ
RNB Cosméticosは、「人材とプロフェッショナリズム」「イメージとデザイン」「卓越性とテクノロジー」「環境への配慮」という4つの柱を企業活動の基盤としています。
こうした方針のもと、同社では従来使用していた4軸、5軸、6軸の産業用ロボットに代わる新たな自動化ソリューションを求めていました。
従来のロボットは限られたエリアでしか稼働できず、プログラミングや操作にも専門知識を持つ人材が必要でした。
そこで求められたのが、汎用性が高く、誰でも扱いやすく、簡単にプログラミングできる自動化ソリューションです。
また、従業員を身体的負担の大きい反復作業から解放し、インダストリー4.0に対応した生産工程の監視など、より付加価値の高い業務へ移行させることも目指しました。
こうした要件を満たすソリューションとして、RNB Cosméticosが選んだのがユニバーサルロボットの協働ロボットでした。
RNB Cosméticos
Aurelio Tornero, General Industrial Manager of RNB Cosméticos.高度なロボットを扱うために専門スタッフを新たに採用するのではなく、既存の従業員のスキルを高め、ロボットを扱える人材へと育成しています」
協働ロボットの導入で従業員のスキルアップも実現
RNB Cosméticosがパレタイジング工程に協働ロボットを導入した当初、従業員の間には、ロボットに仕事を奪われるのではないかという不安がありました。
しかし実際には、UR協働ロボットの導入後も既存の従業員は引き続き活躍しています。さらに、生産量の増加に伴って新たな従業員も採用されました。
これまで荷物の搬送を担当していた従業員は、協働ロボットの基本的な操作方法を習得。現在では、生産ラインを管理しながら協働ロボットの稼働を監視する役割を担っています。
「協働ロボットはわずか1週間で稼働を開始しました。以前は荷物の搬送を担当していた経験豊富な従業員が、導入当初から協働ロボットと一緒に働いています」と、RNB CosméticosのGeneral Industrial Manager、Aurelio Tornero氏は語ります。
「高度なロボットを扱うために専門スタッフを新たに採用するのではなく、既存の従業員のスキルを高め、ロボットを扱える人材へと育成しています」
今回のエンド・オブ・ラインのパレタイジングシステムは、Sinterpackがユニバーサルロボットの協働ロボットを活用して構築しました。
協働ロボットセルは短期間で導入され、従業員の安全を確保するためのリスクアセスメントも実施されています。

限られたスペースで安全な自動化
「協働ロボットを選んだ理由は、工場内のスペースが限られており、従業員と同じ作業エリアで安全かつ快適に稼働できるロボットが必要だったからです」と、RNB CosméticosのRobotics and Automation Technician、Gregorio Camacho氏は語ります。
「私たちは、7kgの荷物を繰り返し運ぶような、身体的負担の大きい作業から従業員を解放できるソリューションを探していました。こうした作業は、従業員にさまざまな負担をもたらしていました」
UR協働ロボットの導入によって、限られたスペースを有効活用しながら、従業員の身体的負担を軽減できる自動化を実現しています。

直感的な操作で多品種のパレタイジングに対応
Sinterpackが構築したUR10によるパレタイジングセルには、毎分6パッケージを搬送するグリッパーを搭載しています。
さらに、最大3.2mの高さまで対応できる昇降コラムを備え、高い位置への積み付けにも対応します。衝突や過度な負荷を検知した際にロボットアームを停止させる安全機能も組み込まれています。
UR協働ロボットは、直感的に操作できるティーチペンダントを備えているため、従業員自身が新しい製品に合わせてプログラムを変更できます。
これにより、350種類以上の製品を扱うRNB Cosméticosの生産環境でも、製品の切り替えに柔軟に対応できるパレタイジングを実現しています。

350種類以上の製品に柔軟に対応
「350種類を超える製品を扱っているため、製品を切り替える際には高い柔軟性を備えた自動化が必要です」と、RNB CosméticosのProduction Engineer、Cristina Jiménez氏は語ります。
「Sinterpackのシステムでは、協働ロボットのインターフェースを使って、製品ごとのパレタイジングパターンを簡単に変更できます。別の製品への切り替えも、わずか1分で再プログラミングできます」
さらに、UR協働ロボットは特定の生産ラインに固定する必要がありません。生産状況に応じて別のラインへ移動できるため、多品種を扱う生産現場でも柔軟に活用できます。

協働ロボットの活用をさらに拡大
6台のUR10はRNB Cosméticosの生産現場にすっかり溶け込み、従業員がそれぞれに愛称を付けるほど身近な存在となっています。
同社では今後、協働ロボットによる自動化をさらに発展させることを検討しています。
より専門的な作業への協働ロボットの導入に加え、ロボットと工場内のほかの設備との連携強化、画像認識技術や微生物検査などへの応用も視野に入れています。
自動化によって解決した課題
迅速かつ正確なパレタイジングを柔軟に自動化 単調な反復作業を削減 従業員のけがや身体的負担のリスクを軽減
導入の決め手
柔軟性が高く、新しい製品にも短時間で対応可能 簡単で直感的なプログラミング リスクアセスメント実施後、安全柵なしで従業員と同じ作業空間で稼働可能 正確で信頼性の高い安定した動作
協働ロボットで自動化した作業
ピック&プレース マシンテンディング パレタイジング
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