

協働ロボットでCNCマシンを自動化し夜間の無人稼働を実現
協働ロボットが夜勤を担いCNCマシンの稼働率を向上
特殊機械メーカーのEndutecでは、UR10e協働ロボットを導入し、CNCマシンへのワークの投入・取り出しを自動化しました。
UR10eが夜間のマシンテンディングを担うことで、人員を確保することなく夜間の生産が可能に。限られたスペースにも設置できる柔軟性を活かし、CNCマシンの稼働時間を拡大しています。
熟練人材の不足でCNCマシンを十分に活用できないことが課題に
Endutec GmbHは特殊機械を製造するにあたり、これまで外部から調達した部品を使用していました。
しかし、外部への依存度を下げながら、安定して高品質な機械部品を確保するため、Managing DirectorのAndreas Flieher氏は自社でCNCマシンを導入。必要な部品を内製することを決断しました。
一方、CNCマシンへの投資を経済的に成り立たせるには、自社製品向けの部品だけでなく、他社からの加工も請け負い、設備を効率的に稼働させる必要がありました。
そこで課題となったのが、熟練人材の不足です。
Endutecでは2シフト体制でCNCマシンを稼働させたいと考えていましたが、夜勤を担当する人材を確保できませんでした。
せっかく導入したCNCマシンを夜間に稼働できず、設備の生産能力を十分に活かせないことが大きな課題となっていました。
この課題を解決し、CNCマシンの稼働時間を拡大するため、Endutecは協働ロボットによるマシンテンディングの自動化に取り組みました。
Endutec GmbH
UR10eでCNCマシンへのワーク供給を自動化
Endutecは、CNCマシンへのワークの投入・取り出しを自動化するため、独自のローディングステーションを開発しました。
UR10eはラックから加工前のワークを取り出してCNCマシンへセットし、加工後の部品を再び所定の位置へ戻します。重量があり扱いにくい部品も、協働ロボットが搬送しやすいように配置されています。
一部のワークは重量があり、鋭利な部分もあるため、このアプリケーションでは必要な安全対策としてガードを設置しています。
ガードを備えながらも、ローディングステーションは省スペースで柔軟に運用できます。必要に応じてフォークリフトで移動し、安全対策を講じたうえで別のCNCマシンにも使用できます。
Endutecは導入前に複数のロボットシステムを比較し、選定段階から従業員も参加しました。そのなかで、プログラミングと操作が簡単なユニバーサルロボットの協働ロボットが高く評価されました。
採用したUR10eには力覚・トルクセンサーが内蔵されており、ワークをCNCマシンの治具へ正確にセットできます。
夜間だけでなく日中の反復作業も自動化
UR10eは当初予定していた夜間のマシンテンディングだけでなく、日中の生産にも活用されています。
従業員からの評価も高く、当初の計画以上に活用範囲が広がりました。
これまで熟練作業者が担当していた単調なワークの投入・取り出しをUR10eに任せることで、従業員は新しいCNCプログラムの作成や段取りなど、専門知識を必要とする仕事に集中できるようになりました。
その結果、作業ミスの削減と生産効率の向上にもつながっています。
ANDREAS FLIEHER, Managing Director協働ロボットの優れた点は、従業員がロボットを同僚として受け入れていることです。夕方に仕事を終えたら、残りの作業をロボットに任せるだけ。翌朝には作業を完了してくれています。こんな同僚がいたら、誰だってうれしいですよね」


自動化によって解決した課題
CNCフライス加工におけるワークの投入・取り出しを自動化 夜間の人員不足に対応し、CNCマシンの稼働時間を拡大
導入の決め手
簡単なプログラミングと操作 省スペースで安全性に配慮した運用 正確で信頼性の高い動作 生産状況に合わせて移動・再配置できる柔軟性 安定した連続稼働
協働ロボットで自動化した作業
CNCマシンテンディング ワークの投入・取り出し
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