
初の協働ロボット導入と課題解決のプロセス
トヨタ自動車北海道 技術部 ユニット製造技術員室 HEVGグループ長の磯部 純一氏は語ります。「『モノづくり体質の強化』を踏まえ自前で工程改善を進めたいと考えていたところ、代理店の豊田油気よりURロボットを紹介されました。2019年12月の国際ロボット展や翌20年1月のロボデックス展で協働ロボットが普及してきているのを実感し、私たちもチャレンジすることにしました」
初めての協働ロボット導入にあたりまず課題となったのは、所定のサイクルタイム内に収めることと、ワークの認識方法です。カメラを使うとサイクルタイムをオーバーする上、ワークが黒光りするため検知が困難でした。そこで豊田油気はURロボット内蔵のフォーストルクセンサ(F/Tセンサ)を活用し、ハンドがワークにあたったところで取る手法を考案。実証実験を経て、この手法が採用されました。技術部 ユニット製造技術員室 HEVGの神 柊作 氏は語ります。「カメラ無しのシステムにしたことで、システム構成がシンプルになりました。また、URロボットのティーチペンダントにテンプレートが予め入っていたので、F/Tセンサのプログラミングもとても簡単でした」グリッパは、OnRobot社のRG2やRG6を使っています。UR+製品であるため、こちらもURロボットのティーチペンダント上で容易にプログラミングできました。
現場で投入作業を担当する第1ユニット製造部 第12製造課 リーダー 酒井 優氏も述べています。「例えば今までと反対向きにワークを置くとか串の数を変えたいときも、プログラムを設定し直すだけで対応出来ます。ワークの厚さもロボットで確認して貰えるので、非常に便利だなと思っています」



