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苗木の育成工程にロボットを導入、大幅な省力化を実現

有限会社大坂林業

概要

北海道の十勝で70年間、苗木の生産、提供を続ける有限会社大坂林業。10年ほど前からは苗木の施設栽培に力を入れています。同社では、従来は人手に頼っていた苗木の育成工程の一部を自動化することに成功。高齢化により働き手の確保が難しくなっていた中、大幅な省力化を実現しました。

課題

苗木生産の工程では、多くの人手を要します。特に苗の移植作業は、熟練作業者への依存度が高く高齢化が進んでいることから、数年後には移植できるベテラン職人がいなくなってしまうという危機感がありました。「日本の森林は今まさに伐採期を迎えており、成長した木は近い将来伐採され、そのあとに苗木を植えることになります。しかし、従来の生産方式では、少子高齢化のために働き手の確保が難しいのが現状です」と大坂林業 代表取締役の松村 幹了氏は語ります。 また、工程の一部にロボットを導入しても、ロボットのすぐ隣で人間が作業することになり、安全面での配慮が必須であると同時に、作業員自身がロボットと協働する環境に慣れる必要がありました。

有限会社大坂林業

業界 林業
日本
従業員数 5-25
使用したURロボット UR10e
動画— Osaka Nursery -日本

ソリューション

以前から自動化技術に関心を寄せていた松村氏が、ユニバーサルロボットのデモンストレーションを見る機会を得たことが、URロボット導入のきっかけでした。さまざまな作業を直観的にプログラミングでき、多くの用途に活用できるのがURロボットの特徴です。「URロボットの自在な動きが、苗木植えつけ作業に応用できる、と考えました。コンパクトで安全性が高く、人間が行う作業を機械に置き換えるのにURロボットは最適でした。エンドエフェクタを交換するだけでいろいろな用途に活用できるのも魅力的でした」(松村氏)

これから日本は木の利用期を迎えるため苗木の供給が不可欠になります。しかし、これからさらに高齢化少子化で人員確保が難しくなると考えています。その時に協働ロボットで人の代わりに苗木を安定して供給していくという仕組みを作っていけたらと思います。

松村 幹了氏 代表取締役 
人手で行っていた作業を自動化

人手で行っていた作業を自動化

URロボットを導入したのは苗木生産の最初の工程で、コンテナをコンベアに投入する作業です。一定速度でコンベアに載せられたコンテナは、自動土投入機から土を投入されます。URロボットの導入により、これまで2人がかりで行っていた作業を1人で行えるようになりました。この工程を機械化した理由は、一定時間内に一定数をこなす単純作業が、ロボットに置き換えやすいと考えたからです。

課題への対処

課題への対処

当初は、複数のコンテナが重なって取れてしまう、という事象が発生しました。販売代理店のカンタム・ウシカタ株式会社のエンジニアが現地に何度も足を運び、エンドエフェクタの調整をするとともに、コンテナを1つずつはがす装置を加えたことで不具合は解消しました。

未経験者でも簡単に操作

未経験者でも簡単に操作

ロボットの導入前には、作業員が操作に慣れるのに時間がかかることを心配していましたが、実際にはタッチパネルで直観的に操作できる簡単なものでした。「スマートフォンと同じような感覚で操作できるので、誰でもすぐに使いこなせます。現在ロボットに任せている工程は、以前は作業員が終日同じ作業を繰り返す必要があったのですが、ロボットが入ったおかげで今は別の作業ができるようになりました。ロボットは簡単に操作することができ、ハンドを変えるだけでさまざまな作業が可能なので、今後はさらに多様な工程に使うことができると思います」と松村氏は語ります。

今後の見通し

今後の見通し

将来的にはトレーをセットして苗木を植え付けるなど、一定時間内に数をこなす単純作業をロボットに任せ、苗木育成の繊細な部分は人間の目で確認するといった棲み分けで、ロボットと人間が共同で作業を行うことを検討しています。

解決した課題:

  • 苗木育成工程の必要人員を2名から1名に減員、余剰人員は他工程に再配置
  • 将来の人手不足をロボット導入により解消

採用の決め手:

  • コンパクトで安全性が高い
  • プログラミングと操作が容易
  • エンドエフェクタを交換するだけで、多くの用途に活用可能

URロボットで自動化した作業:

  • 苗木育成工程で、コンテナをコンベアに投入する作業

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