

協働ロボットUR5でクリッピング工程を自動化し作業負担軽減と7~10か月で投資回収
生産の柔軟性を高め従業員が複数の業務を担える体制へ
Clamcleats Ltdでは、手作業によるクリッピング工程でのRSI(反復性ストレス障害)のリスクを軽減するため、ロボットによる自動化を導入しました。ロボットがクリッピング作業を担うことで、従業員は品質確認や梱包など複数の業務に時間を充てられるようになり、同社ではさらなる自動化も検討しています。
手作業によるRSIリスクと射出成形機の運用制約が課題に
従来型の産業用ロボットは生産性向上に有効な一方、導入コストやシステム統合にかかる時間を考えると、一般的に大量生産でなければ投資を正当化しにくいという課題があります。英国のクリートメーカーであるClamcleats Ltdでは、従業員の健康面への配慮をきっかけに、新たな自動化手段を検討しました。
Clamcleats LtdのディレクターであるJulian Emry氏は、「手作業でのクリッピングにはRSIのリスクがあります。そのため、成形品がまだ温かく比較的柔らかいうちにランナーを切り離していましたが、この方法では射出成形機を稼働できる時間に制約が生じます。自動化によって、生産の柔軟性を大きく高めることができます」と説明します。
Clamcleats Ltd.

数時間で立ち上げ、CNCマシンにも転用できる柔軟性を実現
Clamcleats Ltdが採用したのは、6軸で動作する小型・軽量のユニバーサルロボットです。設置やセットアップも迅速で、導入からわずか数時間で稼働を開始できました。
ロボットは、切断前の部品をクリッパーへ搬送し、適切なタイミングで切断処理を行うようプログラムされています。また、CNCマシンへのワーク投入・取り出しなど、別の工程にも活用できます。
Julian Emry氏は、このように用途を変更できる柔軟性を高く評価しています。また、プロセスエンジニアのスティーブ・ブリース氏は、「ロボットへの動作の教示はとても簡単で、Julianも私も1日で操作方法を習得できました」と話します。
現在では、これまで独立して行っていたクリッピング作業を自動化し、従業員が品質検査や梱包を並行して行えるようになりました。
さらにRSIのリスクを抑えられたことで、Clamcleats Ltdでは最大10,000個のロットで生産する量産品への活用にも注目しています。ロボットによる自動化を広げることで、今後はこうした製品のリードタイム短縮も期待しています。
Julian Emry氏, ディレクター手作業でのクリッピングには、RSI(反復性ストレス障害)のリスクがあります。そのため、これまでは成形品がまだ温かく、比較的柔らいうちにランナーを切り離していました。しかし、この方法では射出成形機を稼働できる時間に制約が生じます。自動化によって、生産の柔軟性を大きく高めることができます。
自動化によって解決した課題
従業員のRSI(反復性ストレス障害)のリスクを軽減 手作業で行っていたクリッピング工程を自動化 ROI:7~10か月
協働ロボット導入の決め手
簡単なプログラミング 迅速なセットアップ 柔軟な運用 人との協働を支える安全機能 短期間での投資回収
協働ロボットで自動化した作業
射出成形 マシンテンディング
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