
4台の協働ロボットでCNC加工からバリ取りまで幅広く自動化
現在、BW Industrieでは4つの協働ロボットアプリケーションが稼働しています。
1つ目のアプリケーションでは、CNC旋盤へのワークの投入・取り出しを自動化しています。2つ目では、立旋盤で同様のマシンテンディングを行うとともに、部品の品質検査も担当しています。
カメラを搭載したこれらのロボットセルによって、オペレーターは反復作業から解放され、より付加価値の高い業務に集中できるようになりました。
どちらのアプリケーションでも、協働ロボットが危険性のある部品や鋭利な部品を取り扱います。そのため、作業エリアにはレーザーセーフティスキャナーを設置。人が作業エリアに入ったことを検知すると、協働ロボットが停止する仕組みを採用しています。
3つ目のアプリケーションでは、年間数十万本に及ぶ金属チューブの品質検査を自動化しています。協働ロボットが金属チューブを2台の高精細カメラの前へ運び、押出成形されたチューブの寸法を検査します。
検査で不合格と判定された場合、協働ロボットが対象部品をリジェクトボックスへ移します。協働ロボットを導入する以前は、こうした検査作業をすべて人の手で行っていました。
2019年、BW Industrieは事業の成長と顧客需要に対応するため、eシリーズのUR16eをわずか2週間で導入しました。これにより、重量4~14kgの鋳造部品のバリ取りを自動化しています。UR16eは、1日あたり約1トンの金属部品を処理します。
協働ロボットは、フライスカッター、ベルトグラインダー、研削砥石など、複数のバリ取り工具を備えた半開放型のセルに設置されています。また、UR16eには空気圧グリッパーが取り付けられています。
セルにはバリ取り前の部品を供給する専用エリアが設けられています。UR16eは空気圧グリッパーでワークをピックアップし、それぞれのバリ取り工具へ移動させて加工します。一連の作業は1分未満で完了し、加工後の部品は所定の場所へ戻されます。
eシリーズに搭載されたリモートTCP機能と協働ロボットの柔軟性を組み合わせることで、熟練オペレーターの複雑な動きを再現しながら、外部工具を使用する作業も短時間でプログラミングできます。
さらに、協働ロボットを再プログラミングすることで、サイズや形状、重量が大きく異なるさまざまな部品にも対応できます。その結果、新しい複雑な部品に対応するためのティーチング時間を従来の5分の1に短縮しました。
また、これまで身体的負担の大きいバリ取り作業を担当していた従業員は、機械の監視や品質管理など、よりやりがいがあり、筋骨格系障害(MSD)のリスクが低い業務を担当できるようになりました。

